赤ちゃん筆は親子の絆

両親のもとに来てくれた新しい命。かけがえのない、大切な赤ちゃんの誕生記念に、そして健やかな成長と頭脳明晰を願って、古来より作られてきた赤ちゃん筆。たんに「赤ちゃんの髪の毛を筆にした」ものではありません。お母さんの身体の一部であり、10ヶ月お母さんと赤ちゃんが、まさに一心同体で育んだ愛情の証なのです。まだ一度も人の手が加わったあことのない胎毛には「毛先」があります。
この「胎毛」を使った赤ちゃん筆は、一生に一度だけの贈り物。だからこそ私達は、ご依頼いただく家族の末永い幸せをを願って、一つひとつ時間をかけて手作りでお届けします。

ファーストヘアを記念日に

初めての散髪をファーストヘアカットと呼んでいます。赤ちゃん誕生のお祝い行事。赤ちゃんが誕生してから色々なお祝い事がございます。お七夜、お宮参り、お食い初め、初節句、初誕生など、これらの祝い事は、赤ちゃんの無病息災と健やかな成長、そして、一生食べることに不自由なく暮らせるようにという願いが込められています。ファーストヘアカットにも、健やかな成長の願いが込められています。

家族でお祝い

昭和の初め頃までは、生まれて間もない赤ちゃんの髪の毛を散髪することもお祝い事のひとつとして行われていました。これは七五三の三の髪置きの儀式がもとになっています。今ではこのような風習は行われていませんが、無事に誕生し散髪できるまでに成長したことの喜びとしてお祝いできたらどんなに素敵でしょう。